壊れてる

Broken Dreams Clubの初EPは現在スムーズに制作が進んでいる。この音源はネットでは無料でダウンロードできるようになる。後は皆さんがどこまで価値を感じるかによって大切なものになるかならないか決まる。ただ俺も制作に関わっているパートナーも気合い入れて作ってる。というか俺のわがままに情熱を持って応えてくれて一緒に作ってくれてる事が本当に有難いばかり。ライブ組も。マジで今色々大変で心がポキッといってしまいそうで、だから本当に助かってる。みんなありがとう！！

血と汗と涙をどんな形でもそれぞれ俺も今回一緒にレコーディングしてる相方も音源にぶち込んできた。俺は長い間レコーディングを純粋に楽しむということができなかった。緊張、プレッシャー、ミックスは上手くスムーズにいかない。悩ましいことだらけ。頭では正解がわかるのに何故かそれは形にするのがとても難しい。決して楽しい作業ではない。イライラもしないがただただ疲れる。たくさんの苦しい思いをしてきた。だが今は何故かそういった不安が無い。楽しい。楽しくて笑って疲れた。悪ガキみたいにやってきたからなのかとにかく楽しい。相方の貢献がとても大きいこともあり、人と何かを作る喜びやワクワクする気持ちみたいなのが蘇るこの些細な時間があのダークな「アイツ」によって邪魔されなければきっと全てが上手く行く。この作品は個性がぶつかり合いとてもカオスな内容になってるけど二人にしか出せないケミストリーがあちこちに散りばめられている。そして勢いがある。衝動的な音楽に少しだけ器用さが加わった感じ。隙間を埋め、窮屈でノイズに塗れたものが俺が表現するものであるなら相方はその中にですら技術と繊細で色鮮やかなサウンドを入れることができる。究極のカオス、衝動のぶつかり合い。でもどこかで二人の感性がマッチするから最終的に向かう方向は一緒。本当に不思議な関係。一曲今回の作品は丸ごと相方が全て楽器を弾いている。ドラムからギターまで全て。そんなこと人生であった試しが無いのだが今回それで良いものができるのらそれでいいと完全に制作を丸投げした。それだけ信頼して任せたということだが、素晴らしいアレンジと演奏を聞かせてくれるのでマジでご期待あれ。こいつはマジで天才なんだよ。

このEPはルールをぶち壊しながら愛する音楽へのオマージュが散りばめられてる。この作品のタイトルは「壊れた」だがそこに込めた想いは本当に相当たくさんのありとあらゆる「壊れる」をイメージして音で表したかった。

聴いてそこから何を感じるかはリスナーが決めたらいい。人は好きなように解釈したらいいよ。だけど俺は今でも初期からずっと掲げてきたロックは弱者の為の音楽だという自分が愛するアーティストからもらった希望や憧れを表現したい気持ちを捨ててはいない。

何故なら俺は正真正銘のダメ人間だしいつでも理由もなく悲しい。とにかく人の痛みに敏感だしどうしようもなく気が散っていて落ち着きの無い悩みだらけの弱っちい人間だよ。この先もろくなことにはならないかもしれない。だがそんな俺に唯一生きる希望を与えてくれたのはロックだった。着飾るんじゃなくてありのままで生きる。恥ずかしい見るに耐えない自分もロックは赦してくれた。こんな価値の無い人間にも笑える瞬間を与えてくれた。俺は自分にできることしかできないが、例えそれがクソみたいなことでもやらないよりマシなんだと思う。生きてる自分を、もがく誰かをテーマにしてる。時には悲しみ、時には笑いを散りばめながら。俺と同じように日々を過ごす人間がこの世界にどれだけいるかはわからない。だけど一人でもこの作品を聴いて喜んでもらえればいい。

暫くこういうことはもう書かないけど。

とにかく！EPはこいつはファッキンググレートないかれた作品になるよ。いきなりある日公開するからこのHPやtwitterをチェックしてね。