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エーテルフィールズを想う

  • 執筆者の写真: brokendreamsclubja
    brokendreamsclubja
  • 2018年11月19日
  • 読了時間: 6分

Broken Dreams Club

俺を知ってる人なら以前から音楽やってたのはご存知かと思うけど今再び音楽を作り始めた理由はこの作品で今まで俺を応援してくれた人を喜ばせたい気持ちがあるのと俺の心の大きな支えとなってきた関西のシューゲイズ・インディロックバンド「エーテルフィールズ」が再び活動を再開する日までずっと待ち続ける為だ。


エーテルフィールズはボーカルのTOMOさんが中心となって90年代に活動を開始。96年には初ライブもやっている。96年と言えばROTはガキ。もうね、レジェンドと呼ばれて良い存在だと思うの。活動が順調じゃなかったからそれから表に出て来るまで長い時間がかかるわけなんだけど、そこから2000年代にカムバック。そしてひたすら天才的な音楽を連発するのよ。もう年齢とかバックグラウンドとか関係ない素晴らしい楽曲の数々。ジャンルとか関係ない。だってスタイル関係なく曲が良いから。エーテルの音楽はタイムレス。どんな時代でも音楽に詳しくない人が誰がいつ聴いても良いと言えるようなメロディやサウンドなんだよね。


俺が初めてエーテルフィールズの音楽を聴いたのは4年ぐらい前で偶然YouTubeでannabelleを聴いたのが始まり。最初ツィッターかなんかで見かけてannabelleという曲を聴いたらノイズみたいなうるさいギターの奥から聞こえてくるメロディがもう天才以外の何者でもなかった。実験的なギターサウンドだけど他の音を全部取っ払ってギター一本と歌だけにして聴いても絶対一回聴いたら忘れないメロディ。俺が好きな要素を全部TOMOさんは持っている。彼独特の哀愁感漂うメロディセンスや曲構成、プロデュース力は真似できることではない。その良さをしっかり拘りを持って曲に活かせるからこそ聞かせることができるものがあるとROTはすぐにわかった。このannabelleって曲は後に再録されるんだけどそこでやはり中心にあったメロディの良さが改めて証明されることになった。本当に美しい大名曲だ。もう発見した日嬉しくてしょうがなかったもんね。なんかすごい特別な体験をしてるような気持ちにさせられた。

https://youtu.be/gwdLM3OXXRY




そしてこの曲を聴いてエーテルは俺の中でジャンルを完全に超越した存在になった。もうシューゲイザーでもロックでもJ-POPでもなんでも良いや!となった。いきなりサビから入るんだけど鳥肌が立った。様々な要素、影響を感じながらもエーテルフィールズはエーテルフィールズという新たなジャンルだと気付かされた曲だった。とにかく大名曲で日本のオリコンチャートとかに普通に入っててもおかしくないような曲。しかもTOMOさんは全く気取らずさらっとやってしまう。もちろん好きだからやるんだろうけどそこには絶対的な自信みたいなものは感じられなくてあくまでも自然体。シャイで内気で繊細なタイプだからこそ鳴らせるサウンドなのかも。ライブでやる度に泣きたくなるのね。ワー!!って。

https://youtu.be/tnik2UqCcZA





で、またこういった曲もあってもうこの人は一体何者なんだ?ってなるわけ。この独特のメロディセンスはもちろん歌もどこかぎこちない感じが余計に曲全体のムードを悲しくさせてる。でもきっとハッピーな曲のはずだから!と聴き入ってしまう。

https://youtu.be/DeiKxQTx6X8




ある時そんな大好きなエーテルフィールズからレコ発やるから京都においで!ってなった。

その時のレコ発でリリースされたのがこのlightwaveって曲。またまた大名曲かよ!!ってなってしまうやつで今度はイントロからずっと気になるベースラインを聞かせておいてあのノイジーだけどどこか優しさを感じさせるギターが入ってきて一気にドラマチックになって、またもやサビからいきなり攻めてくるもんだからもうね!笑

殺す気か!と

反則ですよそれ!みたいな。笑

http://etherfeels.bandcamp.com/track/lightwave-2


是非バンドキャンプでみんなエーテルを聴いてほしいね!エーテルのサウンドは絶対日本にしかないものだしTOMO/YOKO/YOSHINO/ENDO/KITAの五人編成は誰にも真似できないとても新しいことをやったバンドだと思う。


エーテルフィールズは今TOMOさん一人。

他のメンバーは脱退した。正直スッゲー悲しかった。自分の人生が上手くいかなかったこともあって勝手にエーテルフィールズに会えるのが最大の楽しみだった。俺にとってはエーテルフィールズは精神安定剤みたいなバンドだった。TOMOさんもみんなの事も大好きだし会える為ならどこにでも行った。だから活動休止した時自分の中でも何かが死んだ。それまで必死に頑張っていたことに手がつかなくなってしまった。なんていうか、もう頑張りたくないってなったんだ。

ぶっちゃけ言うとエーテルフィールズが活動休止を発表した頃、俺はROT U(前身バンド)に力を入れようとしてたんだけど、もうあのお知らせを聞いてやーめた!!!ってなったのね。もう音楽自体をやめようと思った。

実際やらなくなった。

エーテルフィールズのいない日本とかあんまり想像出来なかったからいざそのタイミングがやってきたらもう本当にソニックユースが解散した時と同じぐらいショックで俺は泣いた。スッゲー泣いた。活動休止まで相当エーテルフィールズとは仲良くさせてもらっていたけど友達感覚で向き合ったことは一度もない。憧れの存在に手紙を書く、憧れの存在に頭を下げる、そんな気持ちだった。俺にとってエーテルフィールズが愛しくてしょうがない理由はとにかくあの音楽に恋をしたから。恋愛みたいなもんだよ。結局全部に恋するんだから。

バンドが活動休止するのって理由なんて幾らでもある。外の関係ない人間が偉そうになぜ活動やめるんだ!とか言うなんてありえなかったから活動休止した時俺はぐっと涙をこらえ、他人の前では精神崩壊しないようにした。今でもたまに思い出すと悲しくなる。心に穴が開いて色々なもので塞ごうとしたが塞げなかった。俺にとってエーテルフィールズの音楽は人間が生み出せる奇跡そのものだった。だからその音楽が鳴らなくなった瞬間


急に生きてるのがどうでもよくなった。


もうなんて言えば良いのかわからないけど元々楽しくなかったのが最早何も感じなくなったみたいな。笑

俺はエーテルフィールズが好きだからどんな形でもまた早く帰ってくるのを待つ。他の誰よりも好きだ。このブログ見てるお前らよりもなっ!!笑

同じような気持ちの奴がいるなら一緒に爆音会でもやろうぜ!


エーテルフィールズが帰ってくる前にどちらかが死んだらもうステージで会えないわけだし早く帰ってきてほしい。


どーですかTOMOさん!!!笑

帰ってきてくださいよ!!!笑

俺マジ音楽やめたくなったんだから。

今だってたまに普通にしんどい。笑


まぁ、そんなこんなでダラダラと嘆いてるわけだけど音楽に恋をするって俺にとって大切なこと。同じように恋ができる音楽を日々探してるし、みんななんか教えてよ!!!





 
 
 

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